絵に描いたもち

日々の記録、子育てや通信教育などの覚え書き

出産レポート1 誘発入院直前、土曜の明け方に…

予定日を過ぎた40w2d。

 

予定日超過かつ羊水減少のため、金曜日の健診で、翌週月曜から誘発入院することが決まりました。
 
土日に自然に出てきてくれたらいいなーという思いもありましたが、ここまでほぼ前駆陣痛もなくおしるしもなかったので、いきなりお産モードになるのは無理だろうし…音沙汰もなく待ちくたびれてた私は、出産の目処が立ち、赤ちゃんが元気な段階で産めそうだという安心がとにかく大きかったです。
 
誘発入院を決めた日の深夜、1/27(土)深夜1時半頃。お腹が痛くて目が覚めました。トイレに行くと尿意だけでおりものには変化なし。夕方は内診グリグリのせいで血混じりだったが通常運転に戻っており、いつものように膀胱がパンパンなだけか〜とあっさり二度寝
 
4時半頃。お腹が痛くて目が覚めました。今度はお通じかー?とトイレに行くと、おりものピンク混じり。トイレでリリース後もまだ腹痛あり。これまでに前兆が全くなく週明けに誘発する気満々だったので、「間隔を測る」という当たり前の作業を忘却ww が、Twitterでフォロワーさんとお話していて、ふと思い出すことができたので計測開始。
 
これまたフォロワーさんがされていたのを真似させて頂いて、自分用のLINEトークに、時間と痛みの大小を併せて記録。ある程度の間隔で鈍痛の波が寄せては返すため、まさか陣痛か?!とりあえず下腹にくる重く懐かしい痛み…落ち着くためにミカンを貪る。痛みに大きな波と小さな波が2種類あってどうカウントするかよく分からない…何せ前駆陣痛すらほぼなかった私ww
 
そわそわするので、痛みの合間に今日の服とカバンをセット。実家にいるため、親をいつ起こすか迷いましたがひとまず1時間分は間隔を計測することに。
 
5時半頃、腰中心の鈍痛がまだ続き、陣痛ぽいのでとりあえず母を起こすと、猫も起きてくる。気の早い母が父を起こし、いつでも出られるように雪チェック&車の準備をしてくれていました。
 
6時頃、計測にも慣れて痛みの大波のあいだに小波があり、大波は12,13分間隔と言えそうだなーとひとまず病院へ電話第一弾。出血破水の有無、おりものの色を訊かれ、現状異常はないことを確認された後、「強いのは10〜15分間隔なんですけど、大きい痛みと小さい痛みとバラツキがあって…カウントのやり方もよくわかりませんw」「また強い方の痛みの間隔が10分以下までになったら電話ください」という会話で電話終了。
 
この時点ではまだ痛みがきても息を吐いたりネコと遊んだりして気を紛らわせて何とかなっていた。痛みを逃す体勢も模索、こたつに上半身を預けた四つん這いスタイルで痛みの波に耐える。話を聞きつけて起きて来た妹は、「姉の顔見たし、もっかい寝るわ〜ねむ〜」とあっさり布団にUターン。ちょっと冷たいが通常運転…ネコは目を丸くしながら痛がる私をキョトンと見ていて、家全体がいつもと違う感じに気づいている様子w
 
万が一病院に行くことを考え、朝食を食べることに。そして万が一産むことを考え、スタミナ補充のため多めに食パン2枚をトースターに突っ込んだが、この時点では半信半疑で産む実感もなく、淡々と事態を判断していた。が、パンを焼いてる間に痛みが来たらついうずくまってしまい、それなりに陣痛は進んでいたようです。
 
6時半頃。計測継続中…それなりの頻度で陣痛らしきものは来ていて痛い時はけっこう痛いが、まだ大小にばらつきがあるので病院に2回目の電話をするか迷う。変な格好で痛みに耐える&痛みのないときは普通な娘の姿を見て、「ほんまに痛いんやな〜」と父がヘラヘラ笑ったため、私キレて怒鳴る。怒鳴る余裕があったこの頃はかなりマシで、これがほぼ最後の感情表現となることを私は知りませんでした。。
 
母はもう病院に電話したら?と心配して勧めてくるが、まだ陣痛が消えるのではと疑っている私はひたすら経過観察。後に母は「そこまで痛そうじゃなかったけどほんまは痛かったんやなー」と振り返っていた…何とか耐えてたけど無理してガマンしなくてよかったのか…?!
 
7時。ひたすら息を吐いて痛みの波を逃し続けるが、痛すぎて腹が立ち始め、早く病院に行きたくなり、まだまだ寝ているであろう夫を起こしてやろうとLINE、電話。この痛みを夫に伝えなあかん!仮に空振りでもこういう騒ぎが家族の絆を強くするはずや!と鬼電。
 
夫はすぐに電話に出てくれましたが、うまいこと?痛みの波がきて声がほぼ出せず、外出の準備だけしておいてもらうよう依頼。電話を切るときに「お大事に」と言われ、こっちは痛いんや!とやや苛立つ(理不尽
 
7時20分頃、あまりの痛みと降り始めた雪に背中を押され、間隔カウントに自信は持てないまま、雪で車が動かなくなると困るので行かせて欲しいと病院に再度電話することに。
 
電話口の看護師さんはどうしようかな〜うーん、と悩みつつ「一度お電話くれた方ですよね?初産婦さんなので陣痛の痛みが分かりづらいと思うんですけどまだ普通に話せるし…進んでいくともっと話せなくなったりするんですよ。家から30分くらいなら、もう少し様子を見てもらえますか?」と。
 
陣痛は痛みの波があるんだから引いてるとき話せるのは当たり前では…?夫と電話してるときは話せなかったし…と思いつつも、「まあ…ですよね…」と説得されそうになりました。
 
が!近くで聞いていた母が「えええーー!!このまま雪積もったらアンタどないして行くつもり!!?救急車使うな言われてんのに今行かな車出されへんで?!タクシーも雪降ったら来られへんし!とりあえず病院行きます言いなさい!!」と荒ぶってゴリ押ししてきため、親に見捨てられてこのまま陣痛悪化したら困る!と怯えた私、「空振りでもいいので行きます!!」と宣言して強引に出発( ˆoˆ )/
 
後に、お産の進みがやたらと早く、この母のおばちゃん的厚かましさがファインプレーに。「病気とか病院関係は引いたらアカン時があるねん。ほんまに大事な時はお願いせなあかん…病院についたらさえ安心なんやから。でも後で看護師さんにめっちゃ謝っとこ」(数々の高齢者を見送って来た母談)。
 
病院への車中で夫にLINEすると、すぐ家を出て病院へ向かうとのこと。還暦の父に空振りの可能性がまだあることを説明すると「生まれるのになんでや?!」と理解が追いつかないらしく文句を言ってたけど、イヤあなた娘の陣痛見て笑ってましたよね…。車が揺れると、波が引いていている時でもお尻からの振動が響き、痛みがゼロにはならないため昭和のおっさんの低モラルを怒る気も湧きません…。
 
誘発直前にリリースなんてうまい話が本当にあるんだろうか? このままお産になるんだろうと冷静に思いつつも、すべてがいきなりすぎて騙されているような気分もあり。痛みがくるのはいやだけど痛みが遠のくのもいやだ…妊婦心が複雑すぎる。もう流れに身を任せるしかありませんでした…
 

 

出産レポート2へ続く。