絵に描いたもち

日々の記録、子育てや通信教育などの覚え書き

出産レポート3 陣痛最終形態、飛び始める意識

無事にGBSの点滴開始、4時間おきに入れるので、今回の分が終わったら呼んでくださいと言い残して助産師さんは退室。

検尿もまだだったため、夫にお手洗いに連れて行ってもらう。相変わらずお尻から何か出そうな感覚に耐えつつ、まだ漏らしたくないと決死の覚悟でお手洗いへ立つ。

個室なのでトイレまでの移動が数歩で済んだのが有り難いかった。

夫に手を引かれてトイレに入るが、ほぼ介護…点滴をつけてフラフラしながら検尿をとると真っ赤、血尿状態でなかなかグロい…😇

 

からの陣痛ウワアアアーー!😇😇

 

握る枕がない!踏ん張る場所がない!

とりあえず便座に座ったまま手すりを握りしめて足を踏ん張り、力を逃す。お尻から何か出そう。

誰も押さえてくれないからマジで出る。

 

その後、血で汚れたコップを拭いたり手を洗ったりしているとまた陣痛の波。

緊急過ぎて蓋をした洋式便座に座るしかなく、同じスタイルで耐える。硬い便座に押され、お尻から出そうな感覚は少しマシだった…😇トイレ内で2回波がきたのは軽い地獄でした。

夫が心配してそろそろとドアを開けて覗いてくれたけど、手すりを掴みうな垂れたまま、鬼気迫る形相の私はたぶんホラー状態だったと思う…😇😇

トイレに様子を見に来た夫が点滴終了に気づいてくれ、ナースコール。

助産師さんがやってきた時、座りスタイルに新境地を感じた私はベッドに腰掛け、いきみ逃しチャレンジ中😇

傾いたまま足を踏ん張り、ベッドの端を掴んで夫と助産師さんに両側から抱えられ「吐いてーー吐いてーー」の声かけに従って耐える。

痛みの合間に「座った方が楽になパターンありますか?」と訊くと、助産師さんが新しいアイテムを投入してくれる。

なんと、陣痛用のイス!!

そんなのもあるのか…😇

ゆらゆら揺れるようになっており、前かがみでもたれることができるハイテク仕様…

しかしなにぶん部屋が狭いw

置いてあるベッドで部屋はほぼ占められていて、大作りな陣痛用のイスを投入するスペースがなく「旦那さん手伝ってもらえますか〜」と助産師さんと夫でベッドを端に寄せて無理やりイスの場所を作る…

そのとき私はどうしてたんだろう。ベッドかな?記憶にございません。。

 

10時半ごろからこのイスで耐えていましたが、ほぼ休む時間帯なし。常に陣痛。

「極端に痛みの間隔が短くなったりしたらナースコールで教えてください!」と助産師さんから指示をもらってたけど、何が異常がわからない…たぶんナースコールをしてもいい状況だったんだろうなと後から思う😇

足を踏ん張って肛門を締める。

手は全力でイスを押し、痛みをねじ伏せる。

痛みがきているときは夫に後ろからお尻をぎゅーーっと押さえてもらい、わずかな休憩時間は腰から上をさするをひたすら繰り返す。

夫に時間を見てもらって11時と聞いたのは覚えてるけど、その後はもう怨霊状態😇

痛みに襲われると、ハッ!!と息を吸ってしまう。

これ過呼吸になる!息できないやばいしぬ!と思い、「痛過ぎて息吐くの忘れるから…吐けって言って…」と夫にお願いすると、「吐いてーー吸ってーー吐いてーー」と言われたので、夫は正式な呼吸を指示してくれただけなのですが「すうとしぬから…」と怨霊状態のまま呟くと、次から「吐いてー…吐いてーー…」にちゃんと修正されていたww GJ😇

相変わらずお尻から出る感は加速度的に増し、がんばって力を逃してるけど堪えきれず、股全体がぱんぱんにむくんでいる気がする。

全力で何かが出てこようとしているので、「おして…もっと…つよく…」とうなされるように夫に要求。

いきみ感を抑えるために足を床に踏ん張ったりイスを押したりする私の力と、後ろからお尻を押さえる夫の力を相殺することで「お尻からでる感」を封じよう(?)とするが、私の力が強過ぎて、夫は「これでもめっちゃ強いんやけど、これ以上押したら出口に近いから心配で…赤ちゃん大丈夫かな…」と言ってくれていた。

しかし私は酸欠と痛みとでヒトではない何かにジョブチェンジしているため、夫の言い分など通じない😇

頭に酸素はほぼ回っておらず、「おして……おして…つよく…」と息を吐き陣痛をねじ伏せるだけの怨霊と化している。

いきみ感が来たら、もはや私の力ではどうしようもなく、完全に何か出てる。

抑えきれず、「んんーー!」と叫び出す。

 

あとで夫に「無理言ってごめんね、私の力強くて痛かったでしょ。めちゃ手握ったりしたし」と謝ると、「力は強かったね。でも肉体的に痛いのは大丈夫、言葉できついこと言われたりするよりよっぽどマシだから」と可哀想なことを言ってました…DVかよ😇

おかげさまで夫に罵詈雑言を浴びせるエネルギーなどなかったので、傷つけずに済みました😇😇

ちなみに夫はウィダーインゼリーを開けて飲ませようとしてくれたりもしたのですが、ちょろっと吸ったら痛みがきてほぼ飲めませんでした…お茶は陣痛イスで何回か飲んだのですが、用意していたストロー付きキャップの存在を夫に伝えられず…イスに座ってることもあってそのまま飲みました。。

あと、急につわり時のような胃液の逆流感?がかすかに出てきて、リスクマネジメントせねばと思い「吐く…かも……」と夫に伝えると、助産師さんに「吐きそうって言ってるんですけど」と夫から伝達。

吐瀉物を受けるトレー的なもの(正式名称不明)持ってきますね!と助産師さんは素早く対応してくれ、これまた「吐いたらナースコールください」と。

 

ここまで陣痛イスで1時間ほど痛みを調伏していましたが、腰があまりにも痛く、ベッドに手をついて姿勢を変えてみる。

やっぱり痛いけどちょっとマシかも?もはやよく分からずフラフラ。痛いことに変わりはないのでベッドに倒れて戦う。いきみ過ぎて股に水の感覚。

破水のような勝手に出る感じはないな…尿もれやな…このまま漏れるとお尻押してる夫の手が濡れるかも…と思い、「水出たかも…」(=ナースコールしろ)と呟いたが伝わらず。

そら水??てなるわな…と思いながら、ナースコールをお願いしようとすると、ちょうどお昼ご飯の時間になり、助産師さんが配膳に!!😇

きてくれた助産師さんに「ご飯食べられるかなー!無理そうだねー!旦那さん食べられたら食べてねー!」と即判断される。

さらに「イスよりそっちの方がいい?」と訊かれるが言語喪失、夫「さっきまでずっとイスにしてたんですけど腰が痛いらしくて…」と解説。助産師さんに「みずでました…でもにょうもれかも…」と訴えると、「一回内診してみよか〜このままここでしますねー!旦那さんちょっと外でお待ちください〜!」と言いながら、そのままつるーんとズボンやらパンツやら脱がせてベッドで内診してくれ、パッと一言。

「子宮口全開になっとるね〜〜」
「…?!」

このわずかな時間で全開?!1人目ですけど!?早くて日が落ちる頃と言われたので深夜コース覚悟してたのに朝ここに着いてまだ昼やで?!

表現するエネルギーはないものの、頭の中ではすごくいろんなことを考えていました。

ちなみに、このとき私が股に感じた「水」は、血でした😇 あとでパンツを見たら、べっとりついてました…😇


「よくがんばったね〜〜痛かったでしょうえらいえらい〜〜!!このまま分娩室行こう!車椅子取ってくるねー!」と元気に言われる。私ぐったり。

この時点で病院に着いて4時間弱。陣痛が規則的になってから…は不明。

いつから規則的になったと言えるのか…大小の波のばらつきがなくなった時と考えると、やっぱり3時間くらいか。

ピッチで「ブンニューしまーす!」と連絡する助産師さんの声を聞いて、分娩室に入る時はブンニューって言うんや…とぼんやり考える。酸欠の頭で、(この痛みから解放される…早かったら日暮れに生まれると言われてたのにもう全開なんかーっていうか進み方はやすぎひん…そら痛いはずやん…一気にいきすぎやん…はよ解放して…)と息も絶え絶え。

というか半ば絶えてる😇

 

助産師さんの励ましを聞きながら、怨霊状態で車椅子へ。「旦那さん、貴重品とカメラ、飲み物持って分娩室に来てください!まっすぐいったところね!車椅子で先行きまーす!」的確な指示が飛ぶ。

実はバースプランには、夫は希望してくれてるけど、私も色々出てるのを見られなくないし実は夫は血が苦手なところもあるしで分娩室には入らない方向で…と書いて提出していました。

が、車椅子でシャーーッと分娩室に運ばれてる最中、「旦那さん立ち会いでよかったかな?!」と訊かれるも、もう考える余力もなく、はい…と頷くエネルギーしか残ってなかったし、下から色々でてくるのを見られたくない〜などという乙女心はもはや残っていませんでした😇😇

 

出産レポート4へ続きます。